カリフォルニアの精神科医であるウィルソン・ヴァン・ドゥーセンは、長期入院している精神病患者は完全に受動的になって一日中テレビを見ており、スイッチが切られてもまだ画面を見ていると述べています。
これは人間の意識のどこがまちがっているかを物語っている好例です。
そして、長期にわたって受身でいると精神的な病いはもちろん身体的な病いも生じやすくなります。
このことから、なぜグルジェフが「大げさにものを言う」ことを正しいと感じていたかが分る。
また、人に切迫感を与えることができたらそれで大事な仕事はすべてすんだと考えていたわけでもあるまいとも推測できます。
だが、これまでにも見てきた通り、人間の機械性を誇張して言うことの問題は、ぞっとするような否定的な心の状態を生み出しやすいという点です。